アクト_リノベーションの発信基地、建物再生Labo
築100年の古民家を改修して、ついに誕生
Concept
価値あるものを未来へ
戦後日本は、スクラップ&ビルドの時代であったと言われます。壊しては作る、また壊しては作るを繰り返し、「新品」にだけ値打ちがあるという偏った考え方で、本当に価値のある多くのものが壊されてきました。
しかし近年、少しずつ人々の価値観にも変化が生まれつつあります。
これから訪れるのは、間違いなく「住み継ぐ時代」です。大切に手入れをして、修理をしながら、ともに歩む。それは決してなにかを我慢する暮らしではありません。時によって熟成された住まいに、今の時代に沿った快適さ・便利さを加えて、『オンリーワンの住まい』を実現しませんか。
未来の子どもたちのためにも、真に価値あるものを残し、活用していきたいと考えています。

住みよい"ウナギの寝床"に
旧東海道に面している間口はとても狭いけれど奥行は深い、いわゆる「ウナギの寝床」と言われる建物は、一見住みづらそうな印象がありますが、深い奥行きが暮らしのさまざまな側面に対応できるため、実際に住んでみると暮らしやすい家です。
家の奥まで土足でアクセスできる通り土間に加え、玄関やサロンも土間空間とすることにより、気軽に友人たちとおしゃべりしたり、雨に濡れては困る自転車やアウトドア用品などの保管やお手入れもでき、空間にもメリハリが生まれます。また、家の奥の中庭・主庭は、周囲の目が気にならない、家族だけのプライベート空間です。

敷地や家の形は古民家そのままでも、内部では多彩で魅力的なライフスタイルを実現することができるのです。



木の香りとともに心地よいバスタイムを。

ふすまの開け閉めで、季節に応じたスタイルに。

裏口より、玄関方向をのぞむ。

呼吸する素材でリフォームを施したダイニング。

通り土間には古い階段、見上げれば立派な梁組み。


時を経て貴重な逸品になった模様ガラスや
欄間を活かす。

街並みとの調和を考慮し、杉の下見板張りに。

中庭をのぞむ広縁で、ゆとりのひと時を。
